宮城県産の新米が全国に向けて出荷されました。品質は上々だということですが、気になるのはその値段。小売価格は上昇傾向にあると専門家は指摘しています。

仙台市宮城野区の仙台貨物ターミナル駅では25日、物流会社やJAなどの関係者らが集まり輸送の安全を祈願する「初荷式」が行われました。聖ウルスラ学院英智高校の吹奏楽部がすずめ踊りを披露し今年の新米の出荷を祝いました。コンテナには宮城県産のひとめぼれおよそ10トンが積み込まれ名古屋貨物ターミナル駅に向けて出発しました。

夏の高温や水不足の影響が懸念されましたが、県内の稲刈りの進捗率は9月17日現在で13パーセントと順調に進んでいるほか、一等米の比率は9割を超えていて今年は豊作が期待されるということです。
JA全農みやぎ 都築祐一本部長:
「今年も猛暑だったが、夜の気温がある程度下がったことによって、また生産者がしっかりと水管理をしたことによって非常に品質のよいコメに仕上がった」

味は上々だという新米ですが、価格は今後どうなっていくのでしょうか?