2024年2月、リフォームを担当していた仙台市内の住宅に侵入し、住人の男性を死亡させたうえ、現金1400万円を奪った罪で懲役26年の判決を受けた男が、12日に仙台高等裁判所に控訴しました。

仙台市宮城野区鶴巻の無職・佐藤加寿也被告(45)は、2024年2月、リフォーム工事を担当していた仙台市青葉区の住宅に侵入し、この家に住む大塚修さん(当時72)に体当たりするなどの暴行を加えて死亡させたうえ、現金約1400万円を奪った強盗致死などの罪に問われています。

9月3日に開かれた一審の判決公判で仙台地裁は「何ら落ち度のない被害者が死亡し被害額も極めて高額」などと指摘し、佐藤被告に懲役26年の判決を言い渡していました。

裁判で弁護側は、懲役15年が妥当と主張していて、佐藤被告は、一審の判決を不服とし、12日に仙台高等裁判所に控訴しました。
佐藤被告の弁護人は、「弁護士の判断で控訴した」とコメントしています。