予測が難しかったケース
気象庁の担当者が、当初の予測と違ったケースとして例示してくれたのが、2024年8月29日に上陸した台風10号です。8月24日の進路予想では、本州付近を縦断すると予測していました。

ところが、実際の経路図を見てみると、台風は鹿児島県に上陸して九州地方を縦断し大雨や突風の被害をもたらしました。精度は上がっているものの、海水温の上昇をはじめたとした気象状況の変化で、台風が予想外の動きをするケースも増えていく予想されます。
豪雨や突風による災害を引き起こす台風ですが、その予測を巡っては、不確実な部分が大きいだけに、常に最新の情報を入手して備えることが必要です。