宮城県内では今年6月以降、地金や金のインゴットを狙った特殊詐欺事件が相次いでいます。合わせて約10キロの金が奪われ、被害額は1億8000万円に迫っています。警察への取材で見えてきた手口の共通点。そして、犯人グループが金を狙う背景とは。

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2025年に宮城県内で確認された金を狙った特殊詐欺の被害は6月から8月までに合わせて5件、被害額は1億7900万円相当にのぼっています。2024年の被害件数は1件でしたが、その被害額は約2億円に上りました。地金や金のインゴットを狙った特殊詐欺は1件あたりの被害額が非常に大きくなる特徴があります。

警察への取材で、手口にはいくつもの共通点があることが見えてきました。