「深く申し訳なく思う」

■裁判官:「逮捕までどんな気持ちだった」
■佐藤被告:「後悔と捕まるのではという気持ちだった。仕事があれば気も紛れたが仕事はなく、スロットで気を…」
■裁判官:「家族とは仲良く生活し、仕事もできていたのに、他でフォローすることができたのでは。大金を手に入れて生活に余裕ができたと思うか」
■佐藤被告:「思わない」
■裁判官:「どこからか来たかわからない金で家族は幸せになると思うか」
■佐藤被告:「思わない」
■裁判官:「二度とやらないと誓えるか」
■佐藤被告:「はい、二度とやらない」

仙台地裁

■裁判官:「被害者と遺族にはどう思っている」
■佐藤被告:「深く申し訳なく思う。つらい思いをさせてしまっている」
■裁判官:「家族にはどう思う」
■佐藤被告:「つらい思いをさせて申し訳ないと思う」

佐藤被告は起訴内容を認めていて、裁判では量刑が争点となっています。弁護側は奪った1400万円のうち使わなかった1000万円余りを返していることから情状酌量を求めています。判決は9月3日に言い渡されます。

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