電柱で“ポイ活”の狙い

ゲームの参加者にはポイントが付与されて、このポイントは通販サイトのアマゾンなどのギフト券やグッズに交換することができるのです。電柱を撮影したら、ポイントがたまる“ポイ活”になる。それには、実はこんな狙いがあるんです。

NTT‐ME 矢島悠一さん:
「現地で電柱の点検を行うときは電柱1本1本をその場所に行って、ひびがあるか、錆びがあるか、丁寧に1本1本確認していく形になる」

これまでNTT東日本では、管理している電柱に異常がないか目視などで点検してきました。しかし、対象は宮城県内だけでも40万本と膨大なため、点検には多くの時間と手間がかかっていました。そこでゲームを通して電柱を撮影してもらうことでひびや錆びがないか調べることができ効率化に繋げようというのです。

NTT‐ME矢島悠一さん:
「宮城なら、仙台もあればもっと奥のエリアも全て1本1本見ていくことになる。点検に行くだけでも稼働がかかるし点検自体も稼働がかかる。少しでも簡単になれば効率化に繋がるので期待している」

実証実験は7月26日から始まっていて、県内でゲームの対象となっている電柱およそ5万本のうち、すでに4万本あまりの撮影データが送られてきているということです。このアプリゲーム「ピクトレ」を活用した実証実験は期間が9月15日までで、アプリをダウンロードすれば誰でも参加することができます。