「メモ」によるパワハラ
2020年6月27日:
女性教諭の机の上に匿名の手紙が置かれる。「せんせいの態度ははたで見ていてもひどいと思いますよ」「残念な話しです」などと書かれていた。女性教諭はショックを受け泣いていた。

2020年7月22日:
女性教諭は別の教職員に「男性教諭からのメモが置いてあった。いらない。一切の接触を避けたい。存在が気持ち悪い」と打ち明けている。このとき女性教諭は「なぜ自分は生きているのか」などと話したという。
2020年8月1日:
女性教諭は前日に男性教諭が置いた手紙を見て、取り乱し号泣する。長文の手紙には「私に対する態度が失礼だ」「あなたの代わりに仕事をしたのに礼も謝罪もない」「どれだけ私の顔に泥を塗ったら気がすむのか」「正直イライラする」などと書かれていた。

また日付は定かではないが「助手席側のテールランプ切れてましたよ」という業務と関係のないメモも男性教諭は置いている。「職務と関係のないところまで見られていることが無理です」と女性教諭は恐怖をあらわにしていた。この頃から、女性教諭は医療機関に通院している。

2020年8月5日:
校長と教頭は、男性教諭を指導。メモを置くことをやめ、連絡がある際は教頭を通すように伝える。このとき男性教諭は「自分も苦しい」などと話していたという。ところが、男性教諭は指導された後、8月中も業務連絡のためメモを何度か置いている。自分の感情を抑えることができなかったのだという。
2020年8月25日:
女性教諭は、これまでの男性教諭からのメモを読み返して不安になる。
2020年9月10日:
女性教諭とやりとりしないと指示されていたにも関わらず男性教諭はまたメモを置く「日付入っていなかったので確認の上で入れました。気をつけてください」という内容だった。
2020年9月25日:
男性教諭はまた女性教諭の机にメモを貼り付ける「教科のファイルがもどってこないのですが…、対応してください」などと書いてあった。
2020年9月30日:
机にメモを貼り付ける。「私から業務の説明を受けるのは嫌だと思いましたので他の教員に依頼してあります」と書いてあった。
2020年9月下旬:
再びメモを貼り付ける。「先日は備考欄のミスについてメモをしました。昨日は書類のだし直しをしました。そういうことには先生はスルーなんですね」などと書かれていた。