女性教諭に対する「つるし上げ」

2020年4月3日:
男性教諭から、他の教職員たちに学習教材を運搬するよう指示が出されたが、女性教諭は別の作業があり参加できなかった。男性教諭は、女性教諭に対し指示に従わない憤りをほかの教職員が感じるほどあらわにした。

2020年5月:
女性教諭は男性教諭から「保護者送迎の駐車用に職員駐車場を開放した際の職員の車の一斉移動に協力しなかった」「生徒の登校日に合わせて教室整備を呼びかけたが対応しなかった」ことを指摘される。女性教諭は自分だけが攻撃されたとストレスを感じた

2020年5月29日:
女性教諭は、自分がチーフの担当業務の打ち合わせを職員室で始める。女性教諭と男性教諭、別の教諭の3人が担当だったが、女性教諭は別の教諭との2人で打ち合わせを行った。詳しい理由はわからないが、女性教諭は、男性教諭が担当と知らなかった可能性、この時点で男性教諭を避けていた可能性が考えられる。

2020年6月1日:
女性教諭は、男性教諭に相談せず、担当業務に関する生徒説明会を実施したい旨を教頭に相談。

2020年6月2日:
男性教諭は、担当部長である自分が報告を受けていないことを女性教諭に指摘。このとき、女性教諭にだけ指摘し他の教諭には指摘しなかったという。女性教諭は謝罪したが、男性教諭は繰り返し指摘を続けた。この時、別室に移動した女性教諭は涙を流している。執拗に攻め立て詫びさせる行為は「つるし上げ」だと他の教諭たちは感じていた。しかし、男性教諭の立場が強いためか、他の教諭たちは止めに入ることができなかった。公開裁判のような雰囲気だった。この後、別の教諭が、男性教諭に対し「やりすぎではないか」と話すと男性教諭も理解を示した。男性教諭は、女性教諭との向き合い方を相談したという。

2020年6月3日以降:
校長や教頭の指示もあり、男性教諭は女性教諭と距離をとるため、職員室を離れ1階応接室で執務するようになる。この頃、女性教諭は男性教諭と廊下で出会うと飛びのいて避ける。男性教諭が生徒と話していると、脇を駆け抜けるなど、明らかに拒絶反応が出ていた。