「あそびーばー」に通っていた少年は24歳に
気仙沼市で会社員として働く鈴木謙慎さん24歳。震災当時、あそびーばーに通っていた一人です。

鈴木謙慎さん:
「見たことない真っ黒いでっかい波がブワァと来ていたので、たまげました」

震災当時、小学3年生だった謙慎さん。家族は無事でしたが自宅が被災し避難所となっていた高台の寺での生活を余儀なくされました。

鈴木謙慎さん:
「急に知らない人らがごちゃごちゃいる中で皆で寝るという生活は慣れない」

そうした中、心の拠り所になっていたのがあそびーばーでした。5月23日、謙慎さんは9年ぶりに「あそびーばー」があった場所を訪れました。
鈴木謙慎さん:
「ここで集合して色々やる。学校の帰りとか通っていた、なつかしいですね」

「すっかり大人になって!」謙慎さん、あそびーばーの美和子さんとも久々の再会を果たしました。時間が経っても遊んだ記憶が鮮明に思い出されます。
鈴木謙慎さん:
「久しぶりに来ましたね。もう木が生えている。あの奥でしたよね、ブランコとかハンモックとかがあった気がする。昔の遊びも思い出すんですよ、ここに来ると思い出すんですよ。ベーゴマとか釘刺しとか」