視聴者から寄せられた疑問などを深掘りする「tbc NEWS DIG」。
仙台の食べ物といえば何が思い浮かびますか?やはり何といっても「牛タン」ですね。視聴者からの質問は「なぜ仙台が牛タンの発祥と言われているのでしょうか?」
今回は牛タンについて深掘りします。

多くの牛タン店が並ぶ仙台市青葉区国分町。なぜ牛タンが“仙台発祥”なのでしょうか。その答えを探しに向かったのは、平日でも1日▼400人から▼500人が訪れる「旨味太助」です。


大阪から来た客:
「牛タンが最初に思い浮かんで、仙台で食べたいと思って来ました。(仙台のイメージは)ずんだ、牛タン、伊達政宗かな」
大阪から来た客:
「仙台に行くと決まってから、最初に牛タンは食べに行こうとなっていたので、それだけ仙台といえば、牛タンというイメージが強いと思う」
長野から来た客:
「シンプルな塩味が新鮮ですね。仙台の名物といったら、一番印象が強い食べ物ですね」


牛タン焼きは、この店が発祥といわれています。牛タン焼きを初めて作った「旨味太助」の先代・佐野啓四郎さん。この人こそが現在の「仙台名物・牛タン」の礎を築いた人なのです!


旨味太助店主・佐野八勇さん:
「(先代は)戦後すぐ船岡(※現在の宮城県柴田町船岡)から仙台に来て、焼き鳥の屋台とおでんで商売をやっていたが、味付けがうまく、真似する人がたくさんいた。
何か(他に)素材がないかということで、知り合いに洋食屋に連れていかれた。そこで食べたのが『タンシチュー』だった」


ではその「タンシチュー」が、どうして「牛タン焼き」そして、定番の「牛タン定食」に変わっていったのでしょうか?