杜の都の伝統の一戦「仙台一高・二高定期戦」が10日行われました。長きにわたりライバル関係の仙台一高と仙台二高が野球に応援にと熱い戦いを繰り広げました。

今年で戦後80回目を数える「仙台一高・二高定期戦」。両校は試合前から火花を散らします。仙台一高に野次を飛ばし気合十分の仙台二高。対する仙台一高も負けてはいません。

勝てば史上初の5連覇となる一高と5連敗だけは阻止したい二高。戦いの火ぶたが切られました。試合は一高が1点リードで迎えた6回。ホームランなどで一挙4点を奪い試合を優位に進めます。

対する二高はその裏、満塁のチャンスを迎えると…、内野ゴロの間に1点を返します。試合終盤にかけて両校の応援はヒートアップ、試合を盛り立てます。

仙台一高の応援:「かっとばせ一高!」
仙台二高の応援:「かっとばせ二高!一高倒せ!」

試合は6回以降、一高が二高を突き放し、16対2で史上初の5年連続の優勝を果たしました。

仙台一高の生徒:
「自分たちの代で史上初(5連覇)の快挙を成し遂げてすごくうれしい」
仙台一高の生徒:
「一高が一致団結して盛り上がれたのが良かったとても楽しかった。この声が証明してくれると思う」
仙台二高の生徒:
「頑張って応援したが負けて悔しい」
仙台二高の生徒:
「来年こそは勝ってくれると信じていますし自分たちも応援で力になりたいと思う」

戦後の戦績はこれで一高が37勝、二高が32勝となりました。仙台一高と仙台二高は5月16日に開幕する高校野球・春の宮城県大会の一回戦で対戦が予定されています。一高がこの勢いで勝利するのか、それとも二高がリベンジを果たすのか、試合は5月17日に仙台市民球場で行われます。