日本郵便で配達員の飲酒の有無を確認する点呼が適切に行われていなかった問題を受け、東北運輸局が仙台市内の郵便局を立ち入り検査しました。

大友惇之介記者
「東北運輸局の職員が新仙台郵便局に立ち入り検査に入っていきます」

立ち入り検査を受けたのは仙台市太白区鈎取の新仙台郵便局です。

日本郵便によりますと全国約3,200か所の郵便局や集配センターを調査した結果、2,391か所で、法で定められている配達員の飲酒の有無を確認する点呼が適切に行われていませんでした。

東北支社管内では416か所のうち327か所で不適切な点呼が行われていたということです。

この問題で東北運輸局が郵便局を立ち入り検査するのはこれが初めてで、点呼の記録などを調査するとみられています。

今後、ほかの郵便局などでも順次、立ち入り検査が実施される予定です。

日本郵便は「検査に全面的に協力する」とコメントしています。