4月の選挙で初当選した登米市の熊谷康信(くまがい・やすのぶ)市長が就任後初めての記者会見に臨みました。
公約通り、複合施設の建設を白紙撤回とするため2億4000万円を減額した補正予算案を6月、議会に提出する考えを示しました。
熊谷康信 登米市長
「6月の議会において補正予算案を提案させてもらうということで、担当職員とどのようにしたら良いか打ち合わせをしている」

登米市の熊谷市長は会見でこのように述べ、複合施設を白紙撤回とするための補正予算案を6月の議会に提出する考えを示しました。
設計費など2億4000万円全てを減額するということです。

この複合施設には、迫庁舎の老朽化に伴い市役所の機能を持たせる計画でしたが白紙撤回に伴い、今後は周辺の中田(なかだ)庁舎や南方(みなみかた)庁舎を活用して市役所の機能を維持できるかどうか検討するということです。
熊谷康信 登米市長
「これから長期間中田庁舎や南方庁舎を活用していく中でどのように対応しないといけないのか調査していきたい」
また、熊谷市長は、今後、登米市内各地で市民説明会を開くなどして広く理解を得ていく考えを示しました。