皮膚に痛みを伴う水ぶくれができる「帯状ほう疹」のワクチンについて、仙台市は接種費用を公費で補助する「定期接種」を4月から始めることになりました。

帯状ほう疹は、体内の水ぼうそうウイルスが免疫低下により活性化し、皮膚の左右どちらかに痛みを伴う水ぶくれができるのが特徴です。50代からかかかりやすくなり、70代が最も多くなっています。厚生労働省は、この帯状ほう疹のワクチンの予防接種を公費で補助する定期接種の対象にする方針を決めました。

仙台市でも、4月1日から定期接種を始めることになり、21日の市議会の常任委員会で報告されました。対象は、65歳の仙台市民で、それより上の年齢の人についても、5年間の経過措置を設けて対象にするということです。また、HIVで免疫障害がある60歳以上65歳未満の人も対象です。自己負担額は1回接種の生ワクチンが5000円、2回接種の不活化ワクチンが1万1000円で、対象者には個別に通知するということです。