仙台市の東北工業大学でデザインを専攻する学生の卒業制作展が、21日から青葉区のせんだいメディアテークで始まりました。制作展には東北工業大学産業デザイン学科を3月に卒業する学生76人の作品およそ80点が展示されています。

村上晴香キャスター:
「こちらでは青森の弘前城に実際に来たかのような写真が撮れるペーパークラフトもあります」

学生らは、デザインについて幅広く学んでいて、4年間の集大成として2024年4月から制作に取りかかりました。こちらは誰もが木の椅子を組み立てられるキットです。素材としての木の美しさとものづくりの魅力をあわせて伝えています。

宇宙人をモチーフにしたこのキャラクターの名前は「ゼイリアン」!難しいイメージのある税金について親しみを持って理解してもらおうと自動車税や消費税などの様々な税金をオリジナルのキャラクターで表現しています。

「ゼイリアン」の作品を担当 柴田沙和さん:
「第一の目標が税金に対する抵抗感を減らすことだったので、親しみやすく学んでもらえたらなという思いでキャラクターを作って、出てくる単語が難しいものばっかりだったので、どうすればわかりやすく伝わるかなというところが難しかった」

このほか仙台のイベントをイメージした香水のパッケージなども展示されていて、訪れた人たちは楽しんで作品を鑑賞していました。

訪れた人:
「ちょっとアメイジングな気持ちになっています、すごいです。大学生がよく頑張ってデザインして、外にあったら(販売されていたら)欲しいです」
「紙とかデザインベースのものもありましたけど、プログラミングやITのほうもデザインを通して作っている方が多くて、すごいなって思いました」

東北工業大学産業デザイン学科の卒業制作展は、26日まで開かれています。