JR東日本は19日、週末限定で快速を含む普通列車の自由席が乗り放題になる「週末パス」の販売を6月27日を以て終了すると発表しました。JR東日本の「週末パス」は関東・甲信越・南東北のJRの指定エリアと14の私鉄路線で「土日休」で連続する2日間で利用でき、料金は大人が8880円子どもが2600円です。JR東日本によりますと販売枚数の落ち込みなどを踏まえ廃止を決めたということです。JR東日本の高岡崇東北本部長は、20日の定例会見で次のようにコメントしました。
JR東日本・高岡崇東北本部長:
「インターネットでの販売が主力になってきてから単純に曜日だけで割るのではなく、列車の予約の進捗状況などと絡めながら利用が比較的低調な列車については大きな割引ができるような枠の設定がいまのネット販売では可能になってきた。新幹線の使いやすさや値段などを見ながら利用する列車を決めてもらう利用方法が現在の主力かなと思っている。一律土日だけこういう金額で乗車券タイプでという週末パスは、発売枚数も昔と比べるとかなり低調で、えきねっとや新幹線eチケットサービスの利用が中心になってきている。そうしたお客様の利用形態の変化に応じて今回商品の見直しを行った」(Q、東北エリアへの誘客など影響は)
「えきねっとや新幹線eチケットなど現在のバラエティ豊かな商品やインバウンド向けの様々な商品、観光地そのものを盛り上げるキャンペーンなどで十分カバーできると考えている」
「週末パス」の販売は6月27日までで、最終利用は6月28日と29日となっています。