宮城の日本酒の魅力を外国人に知ってもらい、SNSなどでも発信してもらおうと、留学生を対象にした酒蔵の見学会が、19日に宮城県富谷市の酒造会社で開かれました。

内ヶ崎酒造店 内ヶ崎啓社長:
「わたしたちが使うときは、かなり細かいサイズまで精米します」

見学会が開かれたのは、創業1661年、県内では最も古い宮城県富谷市の「内ヶ崎酒造店」です。19日は、東北大学に通う中国やフィリピンなどの留学生13人が酒造りの工程を学びました。熱心に説明を聞きながら、酒米を蒸す大きな釜や仕込みのタンクなどをスマートフォンで撮影していました。

酒蔵で醸造された4種類の日本酒を飲み比べも。留学生たちは、香りや味の違いを楽しみました。

参加した留学生:
「大吟醸です。これが一番おいしい理由は香りがとても強い。もっと知りたいもっと飲みたい」
参加した留学生:
「(酒蔵の)歴史やいろいろなストーリーを教えていただき、日本酒に対する理解を深めた」

酒蔵の見学会は、外国人に日本酒の魅力を伝え、SNSでも発信してもらおうと仙台国税局が東北各県で開いています。

内ヶ崎酒造店 内ヶ崎啓社長:
「日本で独特に伝統として発達した産業であること、香りや味の素晴らしさを広めてもらえたらうれしい」

留学生たちは、貴重な体験を通し、より日本酒が好きになったと話していました。