強い冬型の気圧配置となっているため、宮城県内は西寄りの風が強く吹き交通機関にも影響が出ています。東部を中心に午後9時頃まで、暴風雪に警戒が必要です。

宮城県大崎市鳴子温泉では強風により吹雪いて、見通しが悪くなっていました。日本付近は強い冬型の気圧配置となっているため、各地で西寄りの風が強まっています。午後は上空の寒気が強まるため、西部では今夜にかけて断続的に雪が降り、積雪が大きく増える所もあるでしょう。

仙台駅前では、けさ通勤・通学する人が風にあおられる姿も見られました。午前11時半までの最大瞬間風速は、女川で28.7メートルと30メートル近くの風を観測している所もあります。この強風の影響で、在来線のダイヤに大きな乱れが出ています。

女川へ向かう人:
「仙石線が止まるならレンタカー借りて行くしかないからどうしようかと思っている」
白石から来た人:
「いつもより一本早い電車できました。帰りは帰れるかな、ただ白石なので新幹線が動いていれば帰れるかな」

在来線は、「東北本線」の松島~一ノ関間、「仙山線」の愛子~山寺間などほとんどの路線が、一部区間で終日運転を取りやめます。「常磐線」は原ノ町~仙台間で午後8時頃まで運休します。「東北本線」の白石~仙台間は終日、列車の本数を3割ほどに減らして運転します。また「東北新幹線」は東京ー仙台間で一部列車に遅れが出ています。

今後、予想される最大瞬間風速は、東部・西部ともに30メートルで東部を中心に今夜にかけて暴風雪に警戒が必要です。