宮城県女川町の方言を題材につくられた、かるたの大会が、地元の小学校で12日に開かれ、児童たちは、方言の魅力に触れながら楽しいひと時を過ごしました。

読み手:
「ぬるぬるしてっからやばつねごど」「のどばぎすっからゆっくりけぇよ」

女川小学校で開かれた「女川弁かるた」の大会には、4年生以下の児童15人が参加しました。

役場職員:
「ひとらいのものこわしたらちゃんとまやわい」

地元出身の役場職員らが、札を読んでいきましたが、児童たちは、方言に馴染みがないためか、言葉の意味を分からないまま、カルタを取る場面もありました。

「女川弁かるた」は、2015年、古里の方言を残そうと、町役場の職員がつくりました。

児童:
「方言はあまりしゃべらない。おばあちゃんがしゃべるけど」
児童:
「おばあさんだったら『あめっこ』聞いたことがある」
児童:
「にもづ全部かだづげんのおどげでねー」

児童たちは、古里の方言を学びながら楽しい時間を過ごしていました。