今年の花粉の飛散は多い?少ない?

ところで今年は、スギ花粉の飛散が多いのかそれとも少ないのでしょうか。東北大学病院の鈴木淳(すずき・じゅん)医師に聞いてみるとー。

東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 鈴木淳医師:
「去年が猛暑すぎたのか、花粉の量自体は、それほど多くない。とはいえ、昨年の1,2割増しの大量飛散を予測しております」

東北大学病院の屋上には、花粉の観測装置が置かれています。

今シーズンのスギ花粉の初観測は、1月19日で観測史上最も早かった去年よりは14日遅いものの、まもなく、本格的な花粉シーズンが始まるということです。

東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 鈴木淳医師:
「本格飛散が始まるのは、2月の上旬で、まあそろそろ始まるかなというところ」

スギ花粉の本格的な飛散は、まさにこれから。花粉症の症状を少しでも減らすため、今のうちに対策を進めるのが有効と鈴木医師は指摘します。

東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 鈴木淳医師:
「症状が出る前から治療していただいた方が、そのシーズンの重症化を防ぐことができますので。本格飛散の1,2週間前から薬を飲んでいただくのがお勧め」

スギ花粉の飛散量は去年より1,2割多い見込みなんですね。本格的な飛散開始は2月上旬ですから、早ければ来週にも本格的に飛散すると見込まれています。基本的な花粉対策について鈴木医師は、マスクや鼻の洗浄をするなど、花粉を体に入れないことが一番大事だと話しています。