今年10月、仙台市内を流れる広瀬川で石炭の一種「亜炭」の廃坑から流れ出た、鉄さびが原因とみられる「赤い水」が発生した問題で、仙台市は23日、原因の堆積物の除去が完了したと発表しました。仙台市では今後も定期的に点検を行うとしています。
この問題は、10月30日、仙台市太白区向山から数キロに渡って広瀬川の水が赤く濁っているのが確認されたものです。石炭の一種、亜炭の廃坑から流れ出た鉄さびとみられるヘドロ状の堆積物が、雨水を川に流す「吐口」から地下水とともに流れ出たことが原因とみられています。

仙台市は、11月19日から堆積物をポンプ車で吸い上げるなど除去を進めていて、23日、作業が完了したということです。これまでに河川の異常は確認されておらず、仙台市では今後も定期的に点検を行うとしています。