古くからセリの栽培が続いている宮城県石巻市の河北地区ではいま、収穫作業が最盛期を迎えています。
地下水が豊富に湧き出る石巻市の河北地区では、江戸時代からセリの栽培が続けられています。

今シーズンも10月中旬から収穫が始まり、師走も半ばを過ぎたいま、最盛期を迎えています。今年は秋の気温が高く生育への影響が心配されましたが、ここ最近の冷え込みで甘味が増し、出来は上々だということです。農家の人たちは冷たい水に腰まで入り、「河北せり」のブランド名で出荷するセリを手際よく摘み取っていました。

セリ農家 高橋正夫さん:
「さわやかなシャキシャキ感、伏流水で育てられた水はミネラルがたっぷりで栄養分もある。みなさんでいろいろ(調理を)工夫して楽しんでほしい」

河北地区では、今年も36トン程度の収穫が見込まれています。「河北せり」の出荷は、来年2月ごろまで続きます。