畳の上の格闘技に児童たちも挑戦しました。百人一首について学んでいる宮城県岩沼市の小学校で18日、競技かるたの選手らを招いた特別授業が行われました。

岩沼西小学校で行われた百人一首競技かるたの特別授業には、4年生123人が参加し、この小学校の出身で有段者の森川みさと選手ら4人が講師を務めました。

授業では、50枚ある札の中から読まれる上の句を聞き、相手より先に札を取るといったルールの説明や、競技をするうえで欠かせない和歌の暗記を披露したりしました。選手の模擬試合が始まると歓声が上がっていました。

そして、児童たちも競技かるたに挑戦。選手の札を取る速さを目の当たりにし驚いた様子でした。そうしたなか、競技かるた初体験の私も有段者に挑戦しました。見事札を取ることができた児童もいて盛り上がりを見せていました。

児童:
「選手が取るの速くて全然わからなかった。何回か練習して選手に勝ちたい」
「とても速くて読まれて分かっていたけれど、それを取ることができなかった。かるたをもっといっぱい知りたい」
県かるた協会 坂本忠厚副会長:
「名人の技に触れたというのは、何かしら子どもたちの今後のきっかけになるのではないかと思う」

岩沼西小学校では、4年生の国語の授業で百人一首を学んでいることから、競技かるたを通してより親しんでもらおうと今回の特別授業が実施されました。