東日本大震災の教訓や防災をテーマにした川柳コンテストの作品展が宮城県気仙沼市で開かれています。
「あの時の記憶は無いけど学び知る」。中学生部門・最優秀賞の作品です。

川柳コンテストは、去年に続き2回目の開催で小学1年生から80代まで幅広い年代の人から応募があり会場には660点が展示されています。

一般の部の最優秀賞は、「過去を聞く耳をすませば明日に効く」。

訪れた人たちは五七五に込められた防災や減災のメッセージを読み取っていました。
訪れた人:
「子どもたちも『逃げよう』『逃げよう』と書いているので、もう一度過去に戻って津波てんでんこという言葉がある気がします」
気仙沼市東日本大震災・伝承館 熊谷心副館長:
「南海トラフ地震が叫ばれている地域からも多くの作品が届いた。全国的に災害への意識が高まっているのを感じた」

作品展は、気仙沼市の震災遺構・伝承館で1月31日まで開かれています。
ほかに小学生部門の最優秀賞は、
「いもうとと じしんごっこでくんれん中」
高校生部門の最優秀賞は、
「非常食 期限切れ見て 知る平和」という作品でした。
これは阪神淡路大震災があった兵庫県からの応募でした。
作品展は無料で観覧が可能だということです。