庶民の味として親しまれているタコの価格が高騰しています。これから年末年始にかけても需要が高まることが予想されるタコ。値上がりの背景を取材しました。

「東の志津川」でも不漁

宮城県南三陸町志津川。マダコが連日、水揚げされています。志津川湾は質の良いタコが水揚げされることから「西の明石、東の志津川」と呼ばれる名産地です。

しかし、この日の水揚げは677キロで、豊漁だった去年の同じ時期より1トン以上、少なくなりました。

県漁協志津川支所 高橋義明課長:
「昨年の半分くらいですね、水揚げ量は約半分くらいで推移している」

一方、この日の取引価格は1キロあたり1823円。去年の同じ時期に比べ300円以上高くなりました。