今度の日曜、いよいよJ1昇格をかけたプレーオフを迎えるサッカーJ2のベガルタ仙台。あと2勝でJ1、チームは最終調整に入っています。

2021年以来、4年ぶりとなるJ1の舞台へ。昇格プレーオフの準決勝、長崎戦を3日後に控えるベガルタ仙台。28日の練習は冒頭約30分のみの公開となり、その後は報道陣の取材もシャットアウト。チームの調整に集中しました。

ベガルタ仙台 中島元彦選手:
「チームとしては(長崎戦は)勝たなければいけない試合なので、練習もいつもより緊張感を持たせながら練習をできていると思う」

プレーオフの決勝進出には勝利しか許されないベガルタ。ここまで戦線を離脱していた選手たちも練習に復帰し、総力戦で決戦の地、長崎へ。今シーズン限りで引退を表明しているキャプテン遠藤康選手も出場に意欲を見せています。

ベガルタ仙台 遠藤康選手:
「90分(出場)は無理ですけど何分かだったら自分の持っている力は出せる。チームが、J1に上がるための力になれるのであれば試合に出たい」

今シーズン、リーグ戦では1勝1分けと長崎とは相性のいいベガルタ。それでも森山監督はリーグ最多得点をあげた長崎の攻撃力を警戒します。

ベガルタ仙台 森山佳郎監督:
「引き分け(以下)で敗退してしまうという非常に難しいレギュレーションの中で逆に言うと『勝てばいいんでしょ』というところで(長崎の)外国籍選手をいかにして止めるかということは、ひとつのキーになると思いますけど、なかなか止まらないと思うので、1点くれてやって2点取って2対1で勝つのが理想的」

J1昇格まであと2勝。まずは12月1日の長崎戦で勝利を掴み取ります。
J1昇格プレーオフのトーナメント表です。リーグ戦6位のべガルタは引き分けも敗退となるため勝利のみ。これに勝って昇格決定戦となるプレーオフ決勝は来月7日に行われます。