仙台に本社がある生活用品大手のアイリスオーヤマは27日、「赤ちゃん用紙おむつ」事業に新規参入すると発表しました。今後、ヘルスケア事業で年間400億円の売り上げを目指すということです。

アイリスオーヤマの大山晃弘社長は27日、都内で会見し、赤ちゃん用紙おむつ事業への新規参入を発表しました。

王子ネピアが生産している紙おむつブランドのライセンス契約を締結し、静岡県裾野市の工場で来年上旬をめどに生産を開始します。

アイリスオーヤマは、新型コロナの流行が始まった2020年にマスク増産に着手していてマスク生産のノウハウを紙おむつ事業にも活かせると判断したということです。

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「マスクもおむつも不織布を大量に使う溶着をする技術を使うので、マスクを作っている技術者もそのノウハウを使って施設を動かしていける」

アイリスオーヤマは今後、ヘルスケア関連商品の開発に力を入れ2030年には、年間の売り上げ400億円を目指すということです。