特産品の干し柿「ころ柿」に使う柿の実の収穫作業がいま宮城県丸森町で盛んに行われています。

ころ柿は、丸森町特産の干し柿でおよそ100軒の農家が生産していて、この時期から収穫が始まります。このうち、耕野地区の八島哲郎さんの畑でも赤く色づいた「蜂屋柿」という品種の渋柿の収穫に追われています。

丸森町では2022年、柿の7割に実が変形する被害が出ました。

変形した柿

ことしは病気などで実が落ちる被害があり、収穫量の見込みは例年よりやや少ないものの、大きくて形も良いということです。八島さんは、色づいた実を確かめながら一つひとつていねいに収穫していました。

生産者 八島哲郎さん:
「順調に干し柿づくりができると思う。手作業が多いのでふるさとや野や山を思い出しながら召しあがってもらうとありがたい」

収穫した柿は皮をむいてから1か月ほどかけて乾燥させます。ころ柿は12月下旬から地元の直売所やスーパーで販売されます。