信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとした際、車が一時停止する割合について宮城県は70.3%と全国で6番目に高くなりました。宮城は、4年前には全国最下位の5.7%でした。

JAF、日本自動車連盟は今年8月、都道府県ごとに信号機がない横断歩道2か所を選び、車が一時停止する割合を調べました。具体的な調査場所は非公表となっています。宮城県での一時停止の割合は、70.3%と去年より18.4ポイント上昇し、全国で6番目に高くなりました。

ドライバー:
「横断歩道で大人や子どもがいる際は止まってあげる気持ちでいます」
歩行者:
「場所によるかな。車量が多いところはあまり止まってくれないイメージ」

取材中、一時停止せずに横断歩道を通過する車も見られました。

宮城は2020年に全国最下位の5.7%となり、JAFが講習会やイベントなどで注意喚起を続けています。

JAF宮城支部広報担当 三部司さん:
「ドライバーの方は歩行者優先であることをしっかりと認識して、歩行者も横断歩道を渡る際はしっかりドライバーに横断する意思を表示することが大切」

道路交通法では、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場合手前で一時停止することを運転手に義務付けています。

県警によりますと、県内では去年1年間横断歩道で起きた事故で11人が死亡しています。