翔天投手を奮い立たせたのは、辰己・太田選手の存在?
入団後はファームで経験を積み、1軍で戦える土台作りに励む一方、同じく大卒で同期入団の辰己涼介選手や、太田光選手らは1年目から主力選手として1軍の舞台で活躍。その姿が翔天投手を奮い立たせました。
楽天 鈴木翔天投手:
「辰己とかが活躍するのを見ていたので、応援する気持ちと悔しい気持ちを持ちながら3、4年やってきました」

地道な肉体改造で1軍定着
プロ入り当初は線が細かった翔天投手ですが、地道なトレーニングが実を結び、大幅な体重の増加と共に、強靭な肉体に進化。努力は結果にも現れ、4年目の2022年、リリーフで1軍に定着すると、去年はリーグトップの61試合に登板。シーズンを通してブルペンを支え、自らの地位を確立しました。

楽天 鈴木翔天投手:
「体重は24、25キロ、入団時より増えています。トレーナーさんからも言われていたんですけど、1年で10キロ、15キロ増やすことはできるけれど、いきなり軽自動車がフェラーリの体になっても怪我するだけだとずっと言われていたので、5年くらいかけて3~4キロを地道に増やしてきた。それがいい結果に繋がっているんじゃないかと思います」