62年続いた店を閉める理由

電子書籍やネット販売などに押され経営が厳しくなったため、父の代から62年間続けてきた店を8月末で閉めることを決めました。

塩川書店五橋店 塩川祐一さん:
「おじさん、って声かけてくれるのが、本屋をやっていて一番の楽しみだったので、それが今後無くなるのは本当にさみしい」

29日は、閉店を聞きつけ店を訪れる人の姿も見られました。

客:
「こういっちゃなんですけど、売れ筋とずれたとこが少しあります。そこがちょっと僕の趣味に近い感じがした。時代の流れというのはありますけれども、残念、さみしい気持ち」

なかには、学生時代によく通っていたという人も。

客:
「大学がすぐそこの大学だったんで、しょっちゅうここの通りを通っていました。こういうワクワク感を感じられるところが、少なくなってくるというのは、すごく残念」