観光客などが増える年末年始の繁忙期を前に宮城県松島町で観光船の安全点検が行われました。

この安全点検は東北運輸局と宮城海上保安部が合同で行ったもので、職員13人が松島の観光船「仁王丸」に乗り込みました。職員らは救命胴衣の設置状況を調べたほか消火ホースなどの安全設備が適切に供えられているか点検していました。

また、火災を想定した陸上との通信訓練なども行って緊急時の従業員の対応を確認しました。

東北運輸局 佐藤敬次長:
「年末年始に向けて、多くの客が見えて旅行を楽しむ時期になっている。運航事業者に対して安全を確保した中で楽しんでもらえるような運航に努めてほしい」

この点検は帰省客や観光客で混雑する年末年始を控え事故を防ごうと行われました。東北運輸局は、12月10日まで船舶や鉄道など東北6県の117の運送事業者を対象に安全点検を行うことにしています。