東北電力女川原子力発電所2号機は安全対策工事を終え、今年9月頃の再稼働が見込まれています。半世紀にわたり原発のあり方を問い続けてきた住民はいま、何を思うのでしょうか。
再稼働の反対集会に500人を超える人
7月7日、宮城県女川町で原発の再稼働について考える集会が開かれました。企画したひとり、町内に住む阿部美紀子さん(72)です。再稼働に反対の立場で声を上げ続けてきました。
阿部美紀子さん:
「(町民の中には)自分は意思表示できなくても、女川で(集会を)やっているということで励まされる人はたくさんいると思う」

集会には県の内外からおよそ550人が参加し、女川原発2号機の再稼働中止を求める決議文が採択されました。司会を務めた阿部さん、この日は特別な日でもありました。

阿部美紀子さん:
「ちょうどきょう7月7日は、私の父の13回忌なんです」