東北に、ただ1人、全国にも十数人しかいないという剣道で使われる「竹刀」を作る職人の男性が仙台にいます。宮城県産の竹を使って竹刀づくりに打ち込む男性の姿に迫ります。
剣道7段の男性は竹刀職人
剣術の稽古を通じ武士の精神を学ぶ武道「剣道」。スポーツとしても老若男女に親しまれています。そんな剣道に欠かせない道具が竹刀です。

剣道6段の人:
「剣道自体が変わってきたなと、竹刀に育てられているというか」
剣道8段の人:
「私はもう今は彼の竹刀一辺倒だよ」

剣道7段の加藤明彦さん(68)は、一緒に汗を流す仲間たちなどの竹刀を作っている職人です。

加藤明彦さん:
「幼稚な時からお金を払って使ってくれたんですよ。今はほめてもらうけど育ててもらった。本当にありがたく感じています」