慶長三陸地震での大津波とは
星野誠気象予報士:
「昔からたびたび大きな津波に見舞われてきた宮城県。仙台藩祖・伊達政宗の時代にも、大津波がありました」
慶長16年、1611年に宮城を襲った慶長三陸地震。大津波により仙台藩で1783人の犠牲者が出ました。

岩沼市の沿岸部では、この慶長津波と、869年の貞観津波、そして、13年前の東日本大震災という3つの津波の痕跡を示す地層が2013年に見つかりました。現在、この地層は市の図書館に保存されています。

岩沼市教委生涯学習課兼市史資料室 川又隆央主幹兼係長:
「非常に海岸線から近く1キロほどの所にありまして、津波が陸上を遡上してくるときに砂丘を削り取ってきますのでそうした砂丘の砂である可能性があります」

ところで、この慶長三陸地震については、震源は三陸沖と推定されてきました。