大学生がPR動画を制作

実はこの取り組み、 使い方をより広めるためこんな動画も制作されているんです。 動画制作にかかわった仙台市内の大学生に話を聞きました。

その大学生とは「宮城教育大学」の 3.11ゼミナールという “東日本大震災に向き合い教師の役割を考える” 学生主体の組織のみなさんです。

宮城教育大学3.11ゼミナール 一瀬辰之介さん:
「能登半島地震でも孤立した地域が話題にあがるなかで、マンホールトイレがもしあったならばトイレには困らなかったのではないかと思います」

宮城教育大学3.11ゼミナール 和田穂乃香さん:
「マンホールトイレの知名度は相当低いと思っている。まずは知ってもらうこと。これが活躍する自治体もあると思う。例えば山間部とか仮設トイレが届かない時に(マンホールトイレのように)そこだけで完結できるということはすごくメリットだと思う」

このように、マンホールトイレの課題は、東松島市外での知名度が高くないことです。ほかの都市で普及が進まない理由としては、東松島市のように、1カ所整備するのに1600万円かかるといった費用面もあります。

防災のため私たちができることは、 自分の住む地域にはどんな設備があるかなど 日ごろから意識することで、いざというときの選択肢を広げられるのではないでしょうか。

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