宮城県大衡村に本社がある「トヨタ自動車東日本」が2023年から2025年3月まで部品を下請け業者に無償で保管させるなどし、下請法違反にあたるとして公正取引委員会から指導と勧告を受けました。

公正取引委員会・原山康彦 東北事務所長
「本日、公正取引委員会は、トヨタ自動車東日本が下請法に違反したとして勧告を行いました」

公正取引委員会によりますと、トヨタ自動車東日本は、2023年8月から2025年3月まで、下請けの10事業者に対し金型440個を無償で保管させたほか7事業者に対しては、自動車部品777個を受け取らず、無償で保管させていたということです。

公正取引委員会は、下請け業者が保管費用を実質負担していたことになり、下請法違反にあたると判断し指導と勧告を行いました。

トヨタ自動車東日本は、下請け業者に対し下請け代金約93万円と保管費用約941万円の支払いを済ませていて「この度の勧告を厳粛に受け止め、再発防止を進めてまいります」などとコメントしています。

無償保管を巡る勧告は、東北では初めてです。
 
           
   
  






