■建物を改装して宿をオープン 歴史と文化を未来へ

<1級建築士 村松謙一さん>
「宿と美術館兼用のエントランスです。皆さまに泊りながら美術を自由に見ていただけるようになっています」

築95年の建物を改装した掛川市横須賀にある「愛宕下の宿」。

建物を残していきたいという所有者から相談を受けた村松謙一さんは、掛川市の制度を利用し息子ら家族とともに手作業で改修を行い、2026年7月に宿をオープンさせました。

<村松さん>
「外にあるサッシは昔のままなんですね、今回はここに障子を入れて美術館にあった作品を飾りながらこの壁1面だけはやり直した」

補強は最小限に抑え、建物の風合いをそのまま生かして再生しました。この宿が人と人をつなぐ新たな交流の拠点となってほしいと期待しています。

<村松さん>
「観光資源が乏しい地域であっても泊っていただいて、横須賀街道の歴史ある街並み風情は残っていますので、より地域に影響及ぼせる施設になってほしい」

民間の情熱と行政の支援。

長年、持て余されていた空き家が、歴史と文化を未来へつなぐ新たな資源へと生まれ変わっています。