■背景にある3つの「不安」

「消費者心理学」の専門家は、3つの「不安」が背景にあると分析します。

<静岡産業大学経営学部 劉放 講師(消費者心理学)>
「一つ目は、指定のごみ袋は地域で決められたものしか使えないので、『替わりはない』と感じやすいという点。日常生活に欠かせないのに、替えがきかないと思うと、人はどうしても品物を確保しておきたくなる」

さらに、SNSなどで「商品が足りなくなるかもしれない」といった情報に接したり、実際に店頭でモノ不足に陥っている現実を目の当たりにしたりして、徐々に「不安」が大きくなり、結果、消費者を思わぬ行動に走らせてしまうのです。

<劉 講師>
「先のことが見えなくて、不安な時に、人は不安を和らげるために、何か行動を起こしたくなる。そこで買って手元に置いておくこと自体が安心につながる」

実際、消費者に話を聞いてみると。

<消費者>
「『あそこに行ってもなかった』『ここに行ってもなかった』となると、みんな『買わなきゃいけないのか』という心理になってしまう」
「コロナ禍のマスク不足の時、最初は他人事だと思っていたが、実際、地元で同じ状況になった時『こっちも来たか』と。買いだめがダメとはわかっていたが、いざほしいとなった時にない、となると困る。だったら、普段より1個多めに買ってしまった」