■知識と経験が不足「死にに行くようなもの」
警察の聞き取りに対し、1月に単独登山で負傷した中国国籍の男性(20)は「冬の富士山は初めて」「日本一の山に登りたかった」、4月に滑落したポーランド国籍の男性(31)は「登山道が閉鎖されているとは知らなかった」などと話したといいます。閉山中の富士山では、知識と経験が明らかに不足している人が遭難しているという現状があります。
<實川さん>
「10年ぐらい前、七合目あたりで1人の若い女性とすれ違いました。その方が『恋人が1月に富士山で遭難して亡くなったから遺品を探しに来た』と言うんです。亡くなった恋人は富士山での登山経験がどのくらいあったのか聞くと、『夏山3回ぐらい』と言いました。滑落してしまう人は大体その程度の経験で冬山に登ってしまう。全員が全員ではありませんが、滑落する人は怖さを知らない。死にに行くようなものです」
「己を知り、相手を知る。仕事でも山でも一緒ですよ。この山はどういう山なのか、自分の技術や体力で登れるのか。判断する知識と経験がないのに登る、それが問題です」







