「リニア」「盛り土」の決着が見えない中でなぜ退任?

2期8年副知事を務めたのは難波氏が静岡県政史上では“最長” 退任後を心配する声も少なくない
現在、2期目の難波副知事。これまでに、静岡県で2期8年の任期を満了した副知事はおらず、過去最長だ。3期目となると、全国的にもあまり例がなく、2期で終えることはいわば既定路線だが、「リニア」や「盛り土」の決着が見えていない中での退任は、県庁内でも驚きをもって受け止められている。退任後への不安を口にする関係者も少なくない。

リニアの水問題や熱海の土石流問題でも技術者の目線を持ちながら、陣頭指揮にあたることができた、代えの効かない人物といえるからだ。

「強力な右腕」から「最強のブレーン」へ

報道陣の質問に答える難波副知事 退任後も「キーパーソン」であることには違いない=静岡県庁 19日
「任期の5月17日までに、リニアや盛り土問題について区切りができるようやってきた。退任は私の意志で決める問題ではなく、自然の流れ」。退任の報を受け、集まった報道陣を前に、現在の心境を淡々と語った難波副知事。

「副知事は退任するが、リニアや土石流の問題には関わるようにと言われているので今後も何らかで仕事をさせていただく」

「強力な右腕」から「最強のブレーン」へ。難波氏が静岡県が抱える難問解決に向けたキーパーソンであることは、変わらないようだ。