静岡県三島市に住む男性が10月2日、警察官や検事などをかたる電話やビデオ通話で“警察手帳”を見せられ、暗号資産500万円相当をだまし取られました。警察が特殊詐欺事件として調べています。
被害に遭ったのは、三島市に住む会社員の30代の男性です。
警察によりますと、2日午後1時頃、男性の携帯電話に、警察官や検事、検察事務次官をかたる複数の男女から電話があり、「大型詐欺事件の捜査中に、犯人の押収品からあなた名義のキャッシュカードが見つかった」「あなたは被疑者なので出頭して欲しい」などと言われました。
電話をかけてきた複数の男女は、通話の途中、ビデオ通話に切り替え、警察手帳を見せるなどして男性を信用させた後、暗号資産を送金するように指示をしたということです。
男性は、500万円相当の暗号資産を送金後、不審に思い熱海警察署に相談しました。
警察は、「警察がSNSを使ってお金の振り込みを要求することはありません」と注意を呼びかけています。