工場の心臓!成形機

<青木アナウンサー>
「大きい機械ですね」
<荒井さん>
「こちらが成形機になります。プラスチックを加熱して金型に流し込んで、圧力をかけて成形する機械です」

Q.多色・単色など、色々色があるんですか?
「そうなんです。元々は単色成形、1色だけの成形機が多かったが、バンダイスピリッツの独自の技術が搭載された多色成形機というものが4色の樹脂を使うことができる成形機なんですね。樹脂を流す4つのノズルがあるんですけど、それぞれ圧力・温度・速度などを設定して、色が混ざらないように1枚のランナーに4色違う色のパーツを配置することができる」
プラモデルのパーツとパーツをつなぐ枠「ランナー」。白・黄色・緑・透明と4色のパーツが1つになっています。ペレットと呼ばれる材料を使ってランナーを作る成形機は工場の心臓。荒井さんはこの成形機を扱えるそうで...
<荒井さん>
「ボタンの操作は簡単だが、ノズルの調整や圧力の調整が難しいんだなと実感した」
<青木アナウンサー>
「デザインがすごいですね」

<荒井さん>
「成形機ごとに柄が違うんですけど、作業員が楽しめるようなアレンジになってまして」
成形機は従業員の好きなものや色があしらわれた特徴的なデザイン。2026年夏の工場本格稼働時には、多色成形機10台、単色成形機84台が導入され、これまでに比べて約35%の増産が可能になる見通しです。