SBSなどJNN系列28局のニュースサイト「TBSNEWSDIG」。10月21日までの24時間のSBSのアクセスランキングです。上位3つのうち、2つが「ドラフト会議」のニュースになっています。日本ハムに5位で指名された奈良間さんのガッツポーズが印象的でした。静岡県勢からは、4選手が指名されました。歓喜の瞬間と、プロという、いばらの道を歩む選手たちの決意をごらんください。
<明治大学 村松開人選手>
「おっ、きたーって思いました。2位で指名していただいて、評価もしていただいてるので素直にうれしい」
静岡高校から明治大学へ進学した村松開人(むらまつ・かいと)選手。中日ドラゴンズから2位での指名を受けました。
現在リーグ戦での打率は4割。50mを5秒8で走る俊足も魅力な内野手です。守備の要・セカンドの選手を補強ポイントに挙げていた中日で、即戦力として期待されます。
<明治大学 村松開人選手>
「プロに入るのが目標ではなくて、そこで活躍することが目標なので、やっとスタートラインに立てて、これからやってやるぞという気持ちと本当にどういう世界なのかなというワクワクが半々。静岡のみなさん、バンデリンドームは近いと思うので、是非応援に来てください」
<常葉大菊川高校 安西叶翔投手>
「少し不安な部分もあったんですけど、今は指名されてとてもうれしいです」
常葉大菊川高校の安西叶翔(あんざい・かなと)投手は、日本ハムファイターズから4位で指名されました。最速は151キロ。身長186cmの長いリーチから繰り出すボールが持ち味です。安西選手の家族も、実家の京都から駆け付けました。
<母・安西訓子さん>
「こんなに早く子どもを手放すのは寂しかったんですけど、今は良かったと思っています」
<父・安西真一郎さん>
「今の時点ではよかった。これから大変厳しい世界に入るので、またxゼロからスタートして一生懸命練習に励んでほしい」
<常葉大菊川高校 安西叶翔投手>
「今まで育ててくれた両親にはありがとうという言葉を伝えたいです。新庄監督の楽しく明るく野球をするというモットーのもと、チームが野球をしているので、自分も楽しく明るく野球をして優勝に貢献できるようにやっていきたい」
<立正大学 奈良間大己選手>
「不安が大きくて、どうしよう、どうしようという気持ちで待っていました。呼ばれた瞬間は本当に嬉しくて、周りにいる野球部員のみんなが喜んでくれて嬉しかった」
安西選手の先輩、常葉大菊川高校OBで立正大学の奈良間大己(ならま・たいき)選手も、同じく日本ハムファイターズから5位で指名を受けました。
立正大でキャプテンを務めた奈良間選手は、大学球界屈指の走攻守揃った内野手。即戦力ルーキーを求めた日本ハムが高い評価をしました。
<新城健太アナウンサー>
「部員90人以上をまとめた奈良間大己選手、北海道日本ハムから5位指名を受けて歓喜の胴上げです」
<立正大学 奈良間大己選手>
「本当に温かい人たちに恵まれたなと思います。指名順位関係なくスタートしたら横一線だと思って、静岡を代表して北海道で活躍したいと思います」
最後に指名を受けたのは、富士宮東高校の大型ショート、勝又琉偉(かつまた・るい)選手です。午後7時40分。マネージャーが全力疾走で勝又選手のもとに駆け寄ってきました。
<マネージャー>
「琉偉くん、、千葉ロッテ」
<富士宮東高校 勝又琉偉選手>
「え?」
<マネージャー>
「千葉ロッテ」
<富士宮東高校 勝又琉偉選手>
「みんなに伝えて」
千葉ロッテから育成3位で指名をうけ、チームメイトと喜びを分かち合いました。
<富士宮東高校 勝又琉偉選手>
「すごく緊張していたが、指名されてうれしい。今はほっとしている。このサイズでスピードがあるのが自分の武器、まだ身体細いので、そこは鍛えて3〜5年後に第一線で戦えるように頑張りたい」
これから選手たちは球団との交渉を経て、合意に至ればプロの道に進みます。