静岡県民の9割超「使う」または「分かる」

谷口教授の研究室の学生が2024年、県内全域の1770人にアンケート調査をした結果、「中止」「妥協」「許容」「中断」のいずれも90%以上の人が使用しているか、理解できることが分かった。

「いいにする」が静岡県で広く使われる背景には、県民性が影響している可能性もある。野路アナウンサーは「いろいろなことを『よしとしない』という頑固な県民性だと、『いいにする』はあまり使わないかもしれない」と話す。強い意志を持つ場合、「いいにする」といった柔らかい表現ではなく、もっと直接的な表現を選ぶことも考えられるからだ。