山頂目前で倒れこむ登山者が続出
<登山道での呼びかけ>
「登山道を下りて欲しいので、九合目から登山道に戻れますか?」
「はい」
「お願いします」

登山者が歩いていたのは、「ブル道」と呼ばれる資材を運ぶための道です。
<静岡県警山岳遭難救助隊 山本健司隊員>
「人が歩く道ではないので、整備が行き届いているわけではないので、落石も多く危ない道」

登山道に異常がないかなど、様々な点を確認しながらパトロールするのも隊員の大切な任務です。
<登山道での呼びかけ>
「大丈夫ですか?」
山頂に近づくと倒れ込む人の姿が増えてきます。標高が高い場所で体内の酸素が不足することで起こる「高山病」です。
<登山道での呼びかけ>
「呼吸を意識するとすごく楽になる」

体調が悪そうな人には声をかけ、体内の酸素濃度を測り、水分補給や呼吸の仕方など対処方法についてアドバイスしています。隊員が声をかけた女の子は、その後、無事に体調が戻りました。
富士山頂です。この日も多くの登山客でにぎわっていました。登頂した人たちに話を聞くと、登る時に少なからず危険を感じたといいます。