地震の多発国で「人の命」より「壁の傷」が大事なのか

<兵庫県立大学大学院 あんどうりすさん>
「地震が多発する国で人の命より壁の傷をいつまでも気にしていてもいいのか」
3月16日、東京大学で開かれた日本災害情報学会、災害情報の専門家による研究発表会です。
兵庫県立大学大学院のあんどうさんは、家具の転倒防止対策の重要性に理解がある「防災士」の資格を持つ人にアンケート調査を行い、賃貸住宅に住む67人と大家さんの26人から回答を得ました。
賃貸住宅に住む防災士に「原状回復義務を負わないなら家具を固定する意欲は高まりますか?」と聞いたところ、ほぼ全ての人が「高まる」と答えました。