2023年に運航を再開した天竜川の舟下りで、新しい舟を造る作業が進んでいます。

木槌で鉄くぎを打ち込む音:
「トントコ、トントコ、トントントン」


長野県高森町の「天竜川和船下り(わせんくだり)」の造船所では、12月から、船頭やOBなどが川下り用の舟を造っています。

新しい舟を造るのは3年ぶりです。

船頭兼船大工・南島純(みなみしまじゅん)さん:
「本当に今年舟を造れてうれしいなと率直に思う」

舟下りをめぐっては、長年運営してきた「信南交通(しんなんこうつう)」が、コロナ禍での赤字を理由に2年前に撤退を表明。

その後、「南信州リゾート」が事業を引き継ぎ、2023年、再スタートをきりました。

今回、新たに造るのは16人乗りの木造船2艘。


28人乗りの従来の舟よりもコンパクトにした分、船内の快適性を高め、船外にエンジンをつける予定です。

南島純さん:
「エンジンをつけることによって川を逆にあがったり、途中で川べりに立ち寄ったりとかそんな遊びもできる。いろいろな方にゆったりと安心して楽しんでもらえる舟になるのではないかと思う」

基本的な造り方は江戸時代から変わらず、技術を守り継いできた舟造り。

新しい舟は2月末に完成し、春の観光シーズンにあわせてデビューする予定です。