なんと葉を落としたのは、自己防衛のため!

酒井さんによりますと、桜は特に乾燥に弱い種類の木。


葉から水分が蒸発するのを防ごうと、紅葉の時期を待たずに葉を落とす、「異常落葉」を起こしたとみられますが、次の春の開花には問題がないそうです。

こちらの公園では、残暑が厳しかった9月中旬、ほぼすべての葉が短期間に枯れ落ちたといいます。

更に・・・。

一度葉が落ちた枝に、新たに青々とした葉が芽吹いているところも…


樹木医 酒井光さん:
「本来の落葉を待たずに葉を落としてしまったので、急遽やっぱり光合成をしたいということで眠っていた芽が起きて、光合成をしたい葉っぱが出てきた」

いま出始めたのは“臨時”の葉。


葉が落ちるのが早すぎて栄養が足りないために、普段より大き目の葉をつけて、栄養補給をしているそうです。

枝を見上げていると…

中村記者:
「え?」
酒井さん:
「あそこも咲いてますね」