市役所でのイベントには、認知症と診断された70代の女性とその夫が、春原さんと話をしたいとやってきました。

(夫)「だんだん自分が壊れていくっていうんですかね ダメになっていくのが自分でわかるわけですよね そうするとそれが切ないって」(妻)「バカで困る」(春原さん)「そんなことないよね お話できるじゃないですか 私もできなくなったことありますよ ピアノは弾けないし…教員を38年やっていたのに。でもそのことは悔やまない いちいち苦にしていたんでは生きていかれないから、もうそれはありのままでいいと思って受け入れるしかないからね とにかく隠さないで出ることですよ どこでもいいから出て、みんなに分かってもらう ありのままの自分を皆さんにわかってもらうということ。隠さないでね」